CCA 株価 チャート 分析 研究会 株価チャート分析研究会

理論株価から上昇が期待できる銘柄を発掘

はじめに

勝率8割以上の予測実績

 本稿で解説する方法で、過去3年分の全銘柄を対象に検証した結果、1年後の株価が上昇したものの比、即ち勝率が89%でした。株価が1年後に1.5倍以上になったものは43%ありました。

データブックの理論株価銘柄を買ってはいけません

 「理論株価に比べて割安な銘柄」の情報が市販のデータブックによく掲載されていますが、この理論株価に対する「割安銘柄」は、それだけの理由で買ってはいけません。
 数年のスパンでみても、理論株価が実株価より高くても株価が上昇していかない銘柄は多くあります。逆に、理論株価が実株価より低くても株価が下落していかない銘柄も多くあります。実際の株価は理論株価±「市場の期待感」などの定量化しえない様々な要因から成っているからです。
 脚光をあびている銘柄などでは、理論株価は実株価より低いものがかなりあります。しかし、それらが「理論株価が低いから、来年には株価が下落する?」と考えてみると解りやすいですね。「市場の期待感」が高いまま維持されつづけているなら下がらないのです。
 逆も同じです。したがって、単に「理論株価に比べて割安になっているから今後上昇するであろう」などと考えてはいけません。

理論株価の使い方

理論株価と実株価の比率の変化を把握することに意義があります

 只今現在の理論株価をスナップショット的にみても意味が無いと前述しましたが、しかし、その変化の状況をみていくと意義が現われてきます。
 一般に市場の期待度はすぐに株価に織り込まれていきますが、市場が気づいていないギャップ(市場の行動が現われていない銘柄)を知ることができるのです。
 変化を見ていく時間軸は、決算状況により動いていく性格ですので、半年〜数年のスパンとなります。

理論株価の求め方

「理論株価」を知るとは、企業の絶対価値を測ることです(バリュエーションとも呼ばれます)。企業が将来に渡り生み出すであろう利益やキャッシュフローを予測して、その価格でなら「この企業を丸ごと買って元が取れる」ということであり、その値段がその会社の絶対価値です。企業の絶対価値を測ることをバリュエーションといいます。バリュエーションには「キャッシュフロー割引現在価値法(DCF法)」、EV/EBITDA倍率法などの様々な方法がありますが、当研究会では決算データから簡便に求めるように次のように計算しています。
  1.一株当り株主資本 x成長率 x1.1 ≒ 理論株価
  2.一株当り配当 x42 ≒ 理論株価
  3.一株当り当期利益EPS x成長率 x10 ≒ 理論株価
3種類の値を50%、25%、25%のウェイトで加重平均をして理論株価としています。

理論株価/実株価 変化率をどのように見るか

まずは一つの例をお示し致します。
●理論株価/実株価の比が昨年より増加している銘柄
   ⇒業績が向上したなどの良い傾向あり
   かつ、実株価にはまだ織り込まれていない
と推測できる、との仮説で検証してみましたところ、勝率は4割しかありませんでした。
 理論株価は発表された決算情報をもとに割り出すので、今期の業績が良かったからといって、来期もそのペースで上昇するとは限らないからということです。
 ちなみに、全銘柄の平均勝率は32%でした。本稿は2011年9月のものですが、ここ3年間の結果では日本株式市場は厳しい状況が現れています。

勝率8割超の条件とは

1.理論株価の変化
 理論株価が昨年と比べて上昇していないこと。これは「業績が一定である」もしくは「業績が下がっている」ことになる。
2.実株価と理論株価の差異変化
 実株価と理論株価の差が昨年と比べて広がっていること。これは「業績に変化がなく、株価が下がった」もしくは「業績が上がったが、株価に変化が無い」
3.実株価と理論株価の差異の程度
 実株価と理論株価の差異の比率について、実測から、3倍〜5倍のものが最も勝率が高かった。頻度は3倍未満の銘柄が大多数を占めるが、勝率は低い。5倍以上では勝率が低下してくる。
この3種の条件に合致するものの勝率は89%でありました。また株価が1.5倍以上になったものは43%でありました。

実際のデータ(Excel)

実践での応用

(会員専用)この条件に合致する最新の決算情報銘柄を掲示しています。

それらの銘柄も、1年かけて常に右肩上がりをする訳ではありません。上下しながら、結果1年後は上昇していたというものですから、買い出動をするタイミングを考慮すべきです。買いのタイミングが把握できる当研究会独自のチャートをご覧下さい。 CCAチャートの見方
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